5577プリンターは連続紙(スプロケット紙)印刷の場合用紙ジャムが起こりやすい機構になっています。トラクタまでは用紙を引っ張っていますがトラクタを通過後は用紙を押し上げて印字後排出します。このため薄い用紙(柔らかい用紙)はわずかな抵抗でも押す力に負けて波打って通路でジャムを起こします。最初はジャムが起こらなかったプリンターはこの症状を調整で回避できるかもしれませんが、最初からジャムが起こりやすかった機械はこの症状は治らないかもしれません。機械にもばらつきがありますので、ジャムらないプリンターに替えるか、用紙を作り直した方が確実かもしれません。時間の短縮になります。用紙の排出通路に紙片屑等がないことを確認して見てください。何年か使っていて大丈夫だったのに発生するようになった場合は紙片屑が邪魔をしているかもしれません。
5577は用紙厚(印字圧)を自動で測定して印刷しています。佐川伝票、ヤマト伝票など商品出荷伝票は5-6枚の用紙重ねになっております。①用紙がばらけないように、左右のスプロケット穴部にはのリ付け、あるいは切り込みを入れてあります。このため印刷部分よりかなり厚くなります。この位置にヘッドが来た時に改行すると負荷がかかり行ずれ(印字ずれ)が発生しやすくなります。また②ミシン目部分も印刷部分より厚くなり抵抗が大きくなります。
5577が測定した用紙の厚さより大きい場所で用紙ジャム、印字ずれが起こりやすくなります。
①の場合は紙ホチキスを特殊設定にしてみてください。
『 紙ホチキス用紙モードとは』
「シヨウスル―ジドウ」は、用紙厚を自動的に検知して、紙厚に応じて紙ホチキスモード
の動作を行うかどうかを自動的に判断します。
用紙厚が厚くなると、自動的に「シヨウスル―ツウジョウ」の設定になります。
「シヨウスル―ツウジョウ」は、紙ホチキスでとめたマルチ・パーツの連続用紙に印刷す
る際、用紙ジャムおよび印字乱れを解消する機能です。
「シヨウスル―トクシュ」は、マルチ・パーツの折りたたみ部分のふくらみの高い連続用
紙に印刷する際、用紙ジャムおよび印字乱れを改善する機能です。
②の場合はミシン目スキップ設定にしてみてください。
『ミシン目スキップとは』
ミシン目を飛び越すか越さないかを選択します。
ミシン目スキップをする場合は、 初期設定値のページ長を使用している用紙の長さ
に合わせてください。
連続紙モードの場合のミシン目スキップとは、設定されているページ長で、用紙の後端
から次のぺージの先頭行位置までスキップする機能です。スキップする量は、12.7 mm
(0.5インチ)です。
ミシン目スキップを選択すると、印字可能な上下方向の長さは短くなりますが、書式送
り(改ページ)の制御コードが含まれない連続したページを印刷するときに、ミシン目に
印字することを避けることができます。
①②で回避できるかもしれません